授業は自動運行モードへ

今日の理系生物は、考査後初の通常授業で、生態分野に入りました。
「個体群」と「生物群集」という区分けで単元全体を2枚のプリントに集約しました。
授業の冒頭は、書籍の紹介などで少し話してしまった関係で、2時間フルには生徒に時間をあげられませんでした。
もともと、1枚のプリントを2時間で覚えられれば良いペースかなと思っていましたが、すべての生徒が短い時間でも1枚目のプリントを終え、2枚目に入っていました。
その間、ほとんど僕に対しての質問はなく、自分たちで対話を通じて学びを進めていました。

前回の考査の少し前から、グループ分けをなくし、「1人でやりたい人は1人でやればいい。対話を通じて学びたい人はそうすればいい。いつも同じ人と学んでも良いし、たまに違う人と学んでもよい。しばらく1人でやったと、誰かと一緒に確認しても良い。この時間は1番充実できると思う方法で取り組んでください」と伝え、授業での活動をほぼ生徒に任せました。
いわゆる「セオリー通りの『学び合い』」に近い形での授業です。
その状況においても、多くの生徒は対話を通した学びを望み、自主的に仲間を募っていました。
いよいよ「自動運行モード」に入ってきたなぁと思います。
この状態になると、教員の「壁紙化」が進み、生徒の学びは充実します。
今年もいいチームになってきたなぁと感じます。

おそらく生徒は、「大野はそこにいるだけで何もしていない」と思っていると思います。
そんなことを思いながら自分たちでモリモリ学んでくれる、それはとても素晴らしいことだと思います。