野外観察は楽しい

今日は、昨年、尾瀬で大変お世話になった群馬県の松井先生に授業を見ていただきました。
1年生の生物基礎で、一番授業が進んでいて、今日が4時間目、5時間目にあたる授業でした。
座学で2時間と計画していたのですが、自然観察のプロである松井先生がいらっしゃるのであれば、「自然観察」にしよう!と朝突然思い立ち、簡単に校内を下見し、写真のようなプリントを作成しました。
最初の1時間は教室で教科書の内容を、後の1時間は野外での観察としました。
4時間目を急遽野外実習にすることにしたら、板山先生も、「じゃあ、こっちも一緒に外に出る」ということになり、いきなり2クラス合同授業になりました。
チームで動くことの面白さです。


野外に出る前に、松井先生より一言いただきました。
自然観察のポイントとして、「違和感」というキーワードを挙げられました。
観察して、何か違和感を感じることがあれば、その違和感が大事。
そこから色々と考えることができる、ということでした。
とても納得しました。


野外に出ると、生徒はそれぞれに「春の空気」を楽しんでいました。
ある生徒が、「これって何ですかね・・・」と観察時に撮った一枚の写真を見せてくれました。
とても不思議だったので、一緒に本物を見に行きました。
でも、本物を見ても、なぜこんなになってしまったのかは、結局よくわかりませんでした。
でも、今日の実習は、こういうことなのだと思います。


自分の目で見る。
そして、「違和感」と出会う。
自分の頭で考える。
答えは出ない。
でも、考えることはとっても楽しい。
色々想像することはとっても楽しい。


これって、「本物」に触れるからできる体験だと思います。
そして、そこに「軸」が入ることで、単なる体験を価値ある経験にできるのだと思います。


一生懸命、プリントに書かれている花を探す生徒がいました。
プリントにない花の名前を調べようと頑張る生徒がいました。
トカゲを皆で協力して捕まえている生徒がいました。そして捕まえた時には歓声が上がりました。
そして、クラスに持ち帰って飼ってみる、という流れになりました。


「雑草にも名前がある」とか、「高校の中にもこんなに自然がある」とかを、「理解する」のではなく「感じる」ことができたのではないでしょうか。
僕もしては、それで十分です。


また、個人的にとても嬉しかったのは、松井先生と一緒にいらしていた数学の先生が、「ものすごい楽しい授業ですね!数学では野外実習は難しいかもしれませんが、教室の授業は、今すぐにでも持って帰ってやってみたいです」と言ってくれたことです。
教員も生徒も、まずは楽しく、ともに学ぶ。
その空気を少しでも感じてもらえて、それが嬉しいです。
それは、教科の壁を越えるものだと思います。
見に来ていただいたお二人も含めて、とても楽しい2時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。