第九と校歌から感じたこと

昨日は学校行事で「第九演奏会」でした。
田中雄樹さんの指揮で東京都交響楽団の演奏、合唱は音楽選択者と有志の生徒です。
ソリストも4名ともプロで、一名は国立高校の出身の方でした。


演奏は、第1楽章から非常に瑞々しく、特に2楽章が素晴らしかったです。
そして、4楽章。
ソリストの皆さんはもちろん上手ですが、生徒の合唱も素晴らしい。
もちろん、合唱を専門にしている生徒ではないので、発声方法や声質などは高校生の合唱という感じです。
しかし、表現してようとしているものは、しっかり「第九」でした。
フォルテの力強さだけでなく、ピアノの表現も音楽的で、ここまでの表現ができるのは、さすが国高生。
こんなに若くて瑞々しいベートーヴェンは初めてです。
思えば、1楽章からの瑞々しさも、この高校生の合唱ありきの解釈だったのかもしれません。
まるで、マエストロ&オーケストラと高校生が若さを競い合っているような、そんな演奏でした。


第九の後、都響の皆さんの演奏と生徒の合唱、そして生徒の指揮で校歌が演奏されましたが、これがまた衝撃的でした。
曲中、国立高校出身のソリストの方が舞台袖からチラッと現れ、生徒と一緒に校歌を歌っていました。
それを見て、何だか胸が熱くなりました。
母校を愛する気持ちをすごく感じたからです。

僕自身は、自分の出身校の校歌にここまでの愛着はないと自覚しています。
学校生活をポジティブに捉えることができなかったからだと思います。
でも、入都してお世話になった井草高校、新宿山吹高校の校歌には、今でもとても愛着があります。
自分を育ててもらったという実感と、感謝があるからだと思います。


このソリストの方も国立高校で色々あって、そして今の人生があるのだろうなぁと思うと、何だか感動してしまいました。
こんな風に愛着を持って校歌を歌えるように、国立高校でも、この先お世話になる学校でも、「今 、ここ」を大切に日々を積み重ねていこうと思いました。

日々、なかなかに刺激的な国高生活です。