生の言葉の持つ力

火曜日の『学び合い』研修会での西川純先生の講演「一人も見捨てたくない」を聞いて感じたこと。
それは「熱のこもった生の言葉の持つ力」です。

僕の授業で、生徒が「授業の中身はよくわからなかったけれど、先生が生物が好きだということはすごく伝わってきました」と言ってくることがあります。
内容が伝わらなかった無念さはありますが、でもこの感覚を持ってもらえたことは大事なことだと思います。
自分の高校時代を振り返っても、授業の中身はほとんど忘れてしまっているけど、すごく一生懸命に、本当にその教科が好きで教えている先生の、その「教えている姿」は記憶に残っていたりします。
というより、今となってはそんなことしか覚えていません。
内容は、ほぼきれいさっぱり忘れてしまったようです。


アインシュタインが「教育とは学校で学んだことを全て忘れた後に残っているもの」と表現しましたが、こういうことなのかもしれないと思います。

火曜日の西川先生の講演は、もちろん内容は素晴らしかったのですが、それよりも、西川先生の「熱のある語り」が心に響き、噛み締めていました。

「この人は本当に底の底から子どもを救おうと思っているのだ」

それを講演中何度も感じました。
決意を新たにし、突き動かされる感覚を持ちました。


今の自分は、理屈と経験をともに重視しています。
この講演は、理屈の納得感より、圧倒的な経験として心に残りましたし、ときに思い出してはまた背中を押されることでしょう。

西川先生は「とにかく生の『学び合い』を見て下さい」と繰り返し訴えていました。
それは、本を読んだり、話を聞いたり、映像を見たり、といった経験をはるかに超えた価値ある経験になると思います。


『学び合い』には、大きな可能性があります。
それを自らの実践を通して生徒に伝えます。
そして、様々な発信で広げていきます。
今自分にできることを、地に足をつけて続けていくしかありません。
西川先生の講演から大きなエネルギーをいただきました。
ありがとうございました。