心を整えるために

今日は、国公立大学の二次試験でした。
明日までの人もいますが、多くの生徒は今日で前期試験が終了したと思います。


勤務校は、2月22日の都立一般入試の関係で、2月21日午後から生徒登校禁止。
明日まで採点日で登校禁止が続くので、試験前に最後に顔が見れたのは2月21日の昼まででした。


夕方まで学校にいられる最後の日である2月20日。
生物室では、二つの「イベント」を開催しました。


まず、昼休みにミラクルフルーツの会。
すっぱいものが甘くなる不思議体験を、たまたま授業見学にきていた4名の方も交えて楽しみました。
ある生徒いわく、「授業見学に来た人で、こんなテンション高くなったの見たの初めて!」
僕も、初めて見ました。
レモンをおいしく、楽しくまるかじりできる、唯一無二の体験です。


そして15時からは、「壮行会」。
皆で、短い時間ですが、楽しい時間を過ごしました。
「直前大予想」とか、そんな会話は一切なく、ただただ楽しい時間を過ごしました。
参加した生徒は皆、いい顔をしていました。


試験の直前は、ただひたすらに「心を整える」ことが大事だと思います。
試験が終わった後、一番悔しいのは、「今もっている力を出し切れない」ことです。
その主な原因は、メンタルにあると思っています。


「心を整える」ためにはどうすればよいでしょうか。
僕自身は、国公立試験の前日の夜に学校にいて、先生と雑談していた記憶があります。
なんだか、そんなことは覚えているんです。
いい時間だったなぁと思います。


今回のような「楽しい体験」も、「心を整える」ことにつながると思っています。
それは「現実逃避」とはまた違ったものだと思います。


3年生の「生物」の授業は、先取り学習なしの状態で、教科書の最初から始めて、週4時間で11月に内容を終えるというスケジュールです。
でも、その間、一度もピリピリしたことはありませんでした。
ただただ、楽しく、皆で学んできました。
だから、直前も、「そのまま」でいいのだと思います。


国立高校に来て4年間、ずっとこの光景を見ることができました。
本当に幸せな時間でした。
そんな時間と空間をずっとずっと作り続けている板山先生は、やはりすごい方です。
最後のアドバイスも、「靴下は余分に1足もっていけ」でした。


国立高校の「3年生物選択者の集い」の空気感を感じることができたのは、僕にとっては大きな財産です。


あらためて、今日は国公立大学の前期試験でした。
今日までの人、お疲れさまでした。
明日までの人、悔いのないように最後までやり切ってください。