最初期段階での「構え」の重要性

新入生に「4年間の素敵な学び」を提供するために、今、大学ができること!? : 鉄は熱いうちに打て!

 

記事中にある、大阪府立大学 高等教育開発センターの畑野快先生の示されたデータが興味深いです。

 

"1.大学での成績は、1年生から3年生にかけてほとんど変わらない(相関が極めて高い)
(大学1年生で、しっかりと学ぶ準備ができていない学生は、その後も変わらない)
  
2.大学1年生のときに将来の見通しをもてない1割ー2割の学生は、その後に、能力の伸び悩みを経験する
(何のために勉強し、今何をするのかがわからない学生は伸びない)"

 

中学校では、「黄金の3日間」や「黄金の1週間」などの表現もあるようです。
最初期段階で重要なのは、「構え」の構築なのだと思います。

 

僕自身は、授業では、最初期段階で「対話的な学びの良さ」を実感してもらうことに注力します。
それが、その後の「学びの構え」になれば、「自走モード」に移行しやすくなるからです。
よく言われることですが、年度途中から対話型に切り替えると苦労するということもありますが、これも最初期段階での「構え」が受け身モードになってしまっているがゆえのことなのでしょう。

 

以前も実施したことがありますが、4月の授業をどう構築するか、について、春休み中2対話の機会をつくれたらいいなと思います。