”大切なこと”と出会いなおす

ある生徒との対話から、新宿山吹高校のことを思い出していました。

山吹を出てもう4年もたってしまいましたが、当時書いた文章を読み返すと、あの頃のことがものすごく浮かんできます。


「逃げるという選択肢」の重要性、「再挑戦という選択肢」の重要性。
それを実感できたのは山吹での生活です。
この学校に救われた人間は、本当にたくさんいると思います。
僕も、その一人だと自覚します。


今、昔の自分の文章を読んで、胸が苦しくなるような思いをもちます。
そこには、「大切なこと」が書かれており、そして、それは「今の僕が忘れかけていたこと」でもあると気付いたからです。
「こういうことが大事だって、山吹にいるときはずっとそう思っていたはずなのに・・・」と今の自分にガッカリもします。
でも、今回の生徒との対話のように、何かのきっかけで「大切なこと」が思い出されるのも人生なのだと思います。
その「きっかけ」に気付けるかどうか、そしてそれを生かせるかそうか。


僕には国立高校の教員としてまだ1か月残されています。
何とか、最後の1か月を、その「大切なこと」を大切にして過ごしたいと強く思いました。


リンクは、2014年3月24日、卒業式の日に配布した学級通信の内容です。
この中にも、「大切なこと」がたくさん書かれていました。
このタイミングで読み返せてよかったと感じます。