孫正義さんの学生時代

孫正義の大学時代がチートすぎる件


孫正義さんの学生時代。
こういう体験談に触れると、ソワソワして「いてもたってもいられない」状態になります。
自分も、「そこそこ」の仕事をしているという実感はあるのですが、でも、こういうものに触れると、「自分の小ささ」を思い知らされます。
ここ数年、こういう感覚を覚えることが増えてきました。
こんな風には生きられないけれど、まだまだ自分にもやれることがあるという気持ちが湧いてきますし、小さいことでグズグズするのが馬鹿らしくなります。
エネルギーをもらいました。
以下、記事からのメモです。


●圧倒的な勉強時間
高校を出て、アメリカに行き、食事をするときも風呂に入るときも勉強。
車を運転するときは講義を録音したテープをヘッドホンで聞き、信号待ちのときも教科書を開く。
授業では一番前の席を陣取り、教授に質問しまくった。
大学時代の平均睡眠時間は3時間。長くても5時間。
孫さんの言葉
「僕は世界で一番勉強した。間違いなく。世界一勉強した」


※このセリフのような生き方は僕には無理ですし、「自信をもって誇れる努力」は自分にはないとも思います。
ですが、「凡人」なりに、それなりに努力し、それなりに遊んで、という中で何がどこまでできるかはこだわりたいと思っています。


●頭を使って短時間でお金を稼ぐ方法
UCバークレーに転学し、恋人との結婚を検討。
でもアルバイトだけは絶対にしないと決めていた。
1日に5分間だけ、自分に勉強以外の時間を許し、1ヶ月に100万円以上稼げる仕事のアイデアを考えてみた。
発明して、特許を取って売ることを思いついた。
街中を駆けずり回って特許に関する本を大量に買い込み、どういうものが特許として認められるかの要領がつかむ。
アイデアを記した発明考察ノート(別名アイデアバンク)には250以上のアイデアが。
その中からひとつ選んだ。
「音声機能付き電子翻訳機」


※「コツコツ働いてお金を貯めよう」ではなく「一日5分で金を稼ぐ方法を探す」というスタート時点の発想のぶっ飛び方がすごいです。
しかも、その後の動き方に戦略性があり、かつ圧倒的な行動力で突き進むのにも圧倒されます。


●自分一人ではできないことの解決法
自分でなんでもやるよりも各分野のナンバーワンのパートナーを集めるほうが効率がいい。
大学の研究者名簿を手に入れ、物理学やコンピュータ科学の教授に片っ端から電話をかけまくった。
スピーチシンセサイザーの世界的権威であるフォレスト・モーザー博士に会い、出来高払い。成功報酬という常識はずれな提案をして受け入れられた。
その後、世界初の音声機能付き電子翻訳機を発明。
日本の家電メーカー50社に発明の趣旨を書いた手紙を送り、10社から返事がきたので夏休みを利用して、モーザー博士とともに日本へ。
しかし、本命のカシオにもぼろくそに言われた。
翌日、シャープで交渉の余地があると感じたら、特許事務所で、この発明が特許に値するか調べてもらった。
特許に値することを確認した上で、シャープの技術本部長をしていた佐々木正専務と無理やりアポを取り付けた。
佐々木は孫に惚れ込み、特許の契約金として即座に4,000万円が支払われることになった。
はじめての契約が成立した。
さらに佐々木はドイツ語版、フランス語版の翻訳ソフト開発を孫に依頼する。
契約料の合計はおよそ1億円。
在学中に1億円を稼いだエピソード。


※ぼろくそに言われても心折れず、「わずかな可能性」から、自らの力で扉をこじ開けていくプロセスも半端じゃないです。
僕も、過去に小さいながらも「自らの力で扉をこじ開ける」という経験をしましたが、スケールは違えど、そういう「破天荒でも自分の発想で動く」ということはかなり重要だと思います。