「わかったふり」の恐ろしさ

【サバの話だったの?】WEEKLY OCHIAIというコント、あるいは地獄について。


読みながら、ものすごく笑えるように構成されていて、実際に笑ってしまうのだけれど、全体を俯瞰すると、ものすごく恐ろしい話。
本当に、恐ろしい。


「わかったふり」なんて格好悪いと思ってしまうけれど、実際にこんな場面に出くわすと「わからないから教えて」ということの格好悪さと気まずさから、「わかったふり」をしておくのが最も無難になってしまう、なんてことが本当によくあります。


僕の授業で苦しんでいる生徒も、この感覚を少なからず持っているのだろうなぁと思います。
僕自身も、今でもこういう態度をしてしまうことは実際にあります。


でも(だから)、こういうマインドセットを自覚した上で、辛くともそれを乗り越えることがものすごく重要だと思うのです。
そのためには「練習」が必要です。
授業をそんな場にしたい、そう強く思います。


この記事で示されている、強烈なマインドセットを打ち破るための「最初の一手」については、まだまだこれから考えるべきことがたくさんあると思いました。


また、自分の書くこと、話すことについても、「よくわからないけれどわかったふりをされて、誰も何もつっこんでくれない」という状況だけは避けたいと思います。
そのあたり、情報の発信する側としても気を付けつつ、「そういう空気」にさせない工夫も学んでいきたいと思います。