2018年を振り返る

2018年も残りわずかとなりました。
最後に1年を振り返ってみます。


●体の不調
1月に「魔女の一撃」に襲われました。
また、8月には「鼻の手術」をしました。
いずれも、ある程度経過は順調ですが、ふと芳しくないこともあり。
こうして、年々「治す」ということではない何かとの付き合いが増えていくのだろうと感じた1年でした。


●影響を受けた人・こと
・松田先生と松浦先生の退職
師匠・松田先生と、松浦ゼミで大変お世話になった松浦先生がともに退職。
最終講義に参加し、色々感じ、学ばせていただきました。
・出口治明APU学長
講演会や書籍などから、本当に様々な学びをいただきました。
・南医療生協の取り組み
4月に視察に行き、本当に見るものが一つ一つ衝撃でした。
・国立一中・井上先生の実践
本当に「型破り」な授業を見学させていただき、「授業」の概念を広げてもらうことができました。
・村松さんと栗田先生の講演会
今年企画した2つの講演会。お二人のお話と「在り方」から多くを学ばせていただきました。
・麹町中・工藤校長先生
学校に伺い、直接お話を伺い、刺激をいただきました。また、このときの「レポート」が1000を超える「いいね」がつき、そこで広がった関係もあったことが印象的です。
・後藤さんと小村さん
お二人の語る言葉からいつも刺激を受け、それがきっかけで気付きが生まれ、学びが深まっていくということが何度もありました。


●TPチャート関連
2月に、栗田先生・吉田先生との共著で書籍が出版されました。
また、お二人によるTPチャートワークショップも定期的に開催され、さらにワークショップに参加した方が全国各地でワークショップを開催していることを知りました。
様々な方ができる範囲で動いて、TPチャートは広がりつつあります。
自分自身はもっとやれることがあったと反省しきりです。
2019年こそは、頑張りたいです。


●50㎝革命と「出る杭」
近未来ハイスクールに「オブザーバー」や「変人」として何度も参加。
数々の「変人」の皆さんの生き様にものすごく心動かされました。
3月には、経産省の「未来の教室」のワークショップに参加させていただき、「50センチ革命」というパワーワードをいただきました。
それを授業等でも伝え、信念をもって「面白いこと」をやり続ける「出る杭」を育てたいと思っていました。
近未来ハイスクールでの中山さんの活動の広がりや、国立高校の生徒の活躍など、その広がりを実感できる出来事もありました。
2019年はますますそれを広げていきたいです。


●大学との連携
2月にICUで、一日だけ「理科教育法」のお手伝いをしてきました。
3月には生理学会での高大接続のシンポジウムに参加してきました。
また、脳科学関連学会との連携を模索し、少し動きました(まだきちんと形にできていませんが、2019年こそ頑張ります)。
また、APUとの連携して何かイベントをと考えていましたが、伊藤さんなどの協力をいただき、1回目のイベントを開催することができました。
12月には、師匠の新天地である東京理科大学でのシンポジウムに参加することができました。
大学との関係性は可能な限り持ちたいですし、色々な関わりを持てるとありがたいのですが、個人的には「教員養成」にもう少し関われるように何か動けるといいなぁと思っています。


●部活・分掌のこと
3年間顧問をつとめた民俗音楽研究部から、吹奏楽部の顧問になりました。
自分が学生時代にやっていた部活ですが、初めて顧問に入りました。
また、生徒部では、文化祭の主担当を外れ、生徒会の担当をやっています。
それらすべての活動で、「組織を耕す難しさ」を感じ続けています。
基本的には「面倒くさい」と言われてしまうのですが、「良い意味での面倒くささ」をどうやったら表現できるか、今の自分の課題です。
また、「自分が関わった組織を離れる」ということについても、色々な課題を感じました。
反省ばかりです。
ただ、生物部では、初めて「研究」が始まりました。
これは単純に嬉しかったですし、これからもっと広げていきたいところです。
また、卒業式の日には、民俗音楽研究部と3年選択生物の生徒との交流がありました。
これは、3年目にして初めてだったので、1年生から見てきた生徒の卒業ということもあり、自分の中では気持ち的に大きな区切りとなりました。


●授業の改善
課題研究について、4年やってきたなりの経験値がたまり、ある程度機能させることができている実感があります。
アオキを使った酵素の実験など、新しいものも開発できました。
また、授業では探究的な取り組みを増やすことができました。
学習地図という「単元のまとめ」ではなく、新たな選択肢として「探究活動」を提案し、ある程度定着しました。
また、単元のまとめとしてのディスカッションを定期的に実施するとともに、「反転授業」化し、「問い」を生徒から募ることで、より探究的なものに変えることができました。
この方法で、より探究的なものに授業を変えていきたいと思います。


●自然とのふれあい
子どもと一緒に昆虫採集をたくさんしました。
合宿でも、帰省でも、旅行でも、普段の休日でも、「虫」がずっといました。
虫取りなんてまともにやったことない少年時代だったので、「人生初」だらけでした。
この貴重な時間を大切にしていきたいです。


●音楽
あまりコンサートなどはいけませんでしたが、人生初のTKWOのピータールーと、佐渡&シエナのバーンスタインは感動しました。
また、顧問をつとめた吹奏楽部の皆さんの姿や演奏にも心動かされることがたくさんありました。


●「夢」を叶える仕事
「死ぬまでに一度やってみたい!」と思っていた仕事に関わることができました。
こちらに関しては、またあらためて書こうと思います。


●都立高校を去る決意
これは、とても大きな決断でした。
こちらに関しても、またあらためて書こうと思います。