推薦入試の面接へのアドバイス

ある高校生から「推薦入試の面接でどこに注目して生徒を見るのか教えてほしい」と聞かれました。
以下は、僕の返事です(後藤さんの受け売りがほとんどですが・・・)。


最大のポイントは、「立派な活動をしたかどうか」ではなく、「その経験をどのように振り返り、位置付け、自分の成長に結びつけているか」ということです。
わかりやすく言えば、「プロジェクトチームの一員として全国大会まで勝ち進んで賞はとったけど、やったことは言われたことをただこなしただけ」という人ではなく「プロジェクトチームで何かをやって、目に見える立派な成果は出せなかったけれど、その中でこんなことを考え、こんなことに挑戦し、その経験が今の自分にこうつながっている」というのとを明確に語れる人がいい、ということです。
また、「今自分が何ができるか」ではなく、「大学でどれだけ伸びることができるか」という素質が見える方がはるかによいと思います。
自分がやってきたことをどう位置付けてプレゼンして相手の心を動かすかということだと思います。


例えば、「知識」を持っていなくても、明確な「ビジョン」があればいくらでも「知識」は後から身につけられます。
スキルとして「知識はこうすれば身につけられる」というものがあったらなおよいですが。
そこで「知識の量」をアピールするために知識を詰め込むよりは、大学でどんな学びをしてどう成長したいかのビジョンや、そのための基礎体力があることを示せることのほうが重要だと思います。
アビリティではなくポテンシャルをアピールする、ということだと思います。
※ただし、最低限のアビリティは必要です。


大風呂敷を広げつつ、「私はそれができる人間です!」というエビデンスとして課外活動の経験を語る、という感じではないでしょうか?
そうでないと、ただの「大きなことを言っているけれど中身のない人」になってしまうので。
エビデンスです。