生徒にとって受け入れがたいものだとしても

10月11日(木)、「探究活動」に関する小さな会合を開きました。
僕自身が今考えていることと実践していることについてプレゼンし、その後参加者で議論を行いました。
参加者は、「教員7人(大野も含む)、その他の大人4名、10歳の少年、高校生5名」という実に多様性のあるメンバーでした。


僕としては、一つの「変人ホイホイ」として会をオープンにしたのですが、結果としてそのような場をつくれたと思っています。
一番嬉しかったのが、生徒が5名も参加してくれたこと。
1年生が2名、2年生が1名、3年生が2名と、3学年にまたがって集まってくれたのもとてもよかったです。
参加してくれた生徒たちは、このような会に参加して大人と話せたことも大きな経験になったと思いますが、それ以上に、同じ学校にこんな「変人」がいたのかと気付けたことがより大きな経験だったと思います。


彼らの話の中で出てきたこと。
「大野先生の考え方は、多くの生徒にとっては受け入れがたいものです。言われたことを言われた通りにこなすことに慣れてしまっているので、いきなり自分で考えろと迫られても・・・」
そうなのだろうなぁと思います。
でも、一人くらい変な教員が変なことを言ってもいい、いや、言っていた方がいいと思います。
こうして、変な教員の呼びかけに応じた変な生徒も一定数存在して、彼らがつながることで大きな可能性が見えるのです。
僕には、それは「希望」以外の何物でもありません。


「変人ホイホイ」は定期的に開催しようと思っています。
その「企画そのものの魅力」だけでなく、「企画に興味をもつ変人の集い」という部分にも是非積極的に価値を見いだして、その場を自由に活用していただけたらと思っています。