英作文に必要な英語力とは

今日から参加しているタクトピア主催のプログラム「HERO MAKERS」
明日の朝一で、参加者全員が「英語で1分間ピッチ」をするように指令が下されました。
「ピッチ」というのは「プレゼンテーション」に近い意味で使うようです(「エレベーターピッチ」という表現を知っていましたが、今日で腑に落ちました)。


一応、英語で文章を脳内で組み立ててみましたが、不安もありますし、何より「技術で解決ところは解決してしまおう」ということで、Google翻訳を使ってみました。
すると・・・すごい精度で翻訳してくれます。
日本語を入力すると、すぐさま英語に変換してくれます。
ただ、違和感を感じる表現も出てきます。
それは、僕が入力した日本語が「曖昧」なせいです。
違和感を感じた英文に対して、対応する日本語を見てみると、「たしかに、そういう訳も可能だなぁ・・・」と納得できます。
しかしながら、僕の意図とは違うので、いくつかの表現を日本語で入力して試してみます。
すると、「ドンピシャ」な表現が見つかったりします。


この一連のプロセスで、少なくとも「英作文」に関して、どのような力が求められるか考えました。
●求める表現に翻訳してもらえるような、あいまいさを排除した論理的な日本語を書く能力
●翻訳されてでてきた英文をあらためて翻訳し、自分なりの感覚で修正できるくらいの英語力
これで十分ではなかろうかと思うのです。


もちろん、普通にネイティブと会話できる英語力があった方がよいですし、ウェブサイトや書籍でも英文から普通に情報をインプットできる方がよいと思います。
でも、「英作文」に関して、このような状況があるのに、例えば大学入試で行っている英作文の問題にはどのくらいの意味があるのでしょうか。
採点がどうしても「減点方式」になるので、例えば「三単現のs」なんかのトレーニングを積むことになります。
この時間を、もっと「コミュニケーション英語」のトレーニングにあてると、もっと話せるようになるのではないだろうかと思います。
もっと言えば、「英語力」よりも「物怖じせずにまずは話してみる」というような「マインドセットの転換」が先にあるべきなのだと思います。