一段階視点を高くして

仕事で“成長”する人は「作業」を「意味づけ」している――【働き方対談】仲山進也×佐渡島庸平(第1回)

 

仲山進也さんと佐渡島庸平さんの対談の第1回。


"全体像を理解することもすごく大事ですよね。全体像を見ることができると、全体を自分事として捉えることができるので、一部分だけを担当していても結局チーム全体のことを考えながら仕事ができるようになります。逆に全体像を見ようとせずに一部分の自分の担当業務だけをやってる人は、「なんでそこで終わるの?」ということが平気で起こる。それを言うと「でも言われた通りやってますよ。完璧ですよ」と返ってくる。これは全体像を見ることができていないからで、それは意味付けができていないからなんですよね。"


この部分は、「視点を一段高くして考える」ということと通じると思います。
例えば、僕であれば、「一人の教員、一人のプレイヤー」として考えるのではなく、「この委員会のまとめ役だったらどうするか」とか「この学校の校長だったらどうするか」ということを考え、その上で「現実的に今の自分の立場なら何ができるか」を考え、それが全体の中でどんな意味を持つかを考えて動く、というイメージです。


それが「作業に意味付けをしながら働く」ということなのだと思います。
「今までこうやっていたから」というだけで続けていることは、作業に意味付けがされていないと言えます。


「一段階視点を高くして」を、もっと極端に考えれば、「これからの教育をどうするのか」ということを、日本あるいは世界のスケールで考え、その上で、今の自分の現場、立場で何ができるかを考えるということもあります。


「一番視点を高くして考える」ことは、


"全体が見えるとつながりがわかるようになります。つながりがわかると工夫ができるようになります。工夫できるようになると責任をもてるようになります。責任をもてると成長スピードが早くなります"


という部分にも関係してくるのだと思います。
視点を高くすると、全体像とつながりが見えやすくなります。
だから、


"「全体を理解する」という行為に時間と労力を最も費やすべき"


という部分にとても共感します。
この難しさは、ずっと感じてきました。
でも、この記事を読んで、あらためて「まずはそこから」なのだと思いました。