9月23日サンデーステーションより
がんゲノム医療
従来は、「どこにできたがんか」によって治療薬を選択していた。
それを、「どんな変異が生じているか」によって治療薬を選択するようになる。
従来は患者のがんの組織をとらなければ遺伝子解析できなかったが、患者のわずかな血液だけで変異を解析できるようになった。
がんが転移していると体の様々な部位から複数サンプルを採取するのが困難。
採血なら特定の患者のがんの全体像を掴むことができる。
通常試験管2本分の血液でそれができる。
実際の例。
大腸がんの患者に大腸がん以外のがんの治療薬を使用。
治療効果が認められていた。
現在は治験段階。
変異の種類が分かってもすべてのタイプに合った抗がん剤があるわけではない。
実際には見つかった変異に対して薬の投与までいくのは10%くらい。