学校を卒業してないぶん、学びが止まらない

9月10日の「激レアさんを連れてきた」
『小学校に6日しか通わなかったので、嘘みたいに何にも知らなかったけど、スーパーマーケットのバイトだけで文字や常識を学び、超やり手の社長になった人』


小学校に6日しか通わず、8歳で全寮制の施設に預けられ、その後ヤンキーの道を歩むも、カリスマヤンキーの先輩の言葉で15歳からスーパーで働き始める。
雇ってもらうにあたり、電話で問い合わせるも、今は募集していないと言われる。
しかし、直接乗り込んで直談判し2時間だけお試しでと言われるが、10時間勝手に働く。
「何してるの?もういいよ」と言われても「大丈夫です」と返して働き続ける。


ホッチキス、シャーペン、ボールペンの存在に度肝を抜かれるほど、何も知らなかったが、読み書き、計算、社会常識までを全てスーパーでの経験で身に付ける。


17時から22時の勤務であっても、朝8時から勝手に来て無給で働く。
とにかく全力ダッシュで、働きまくる。
街中で会ったお客さんに、「またお願いします」と挨拶する。


「社長になる」ことを目標としており、社員にならないかという誘いを即断る。
19歳の時、コンビニの仕事に誘われる。
スーパーの食品部門だけでなく、全てに関われるから、社長に近づけると思いコンビニへ。


コンビニ時代の仰天エピソード。
長距離トラックの運転手がコピー機に免許証を忘れたら、神奈川から群馬まで直接届ける。


ディズニーランドのチケットを販売した際、ゴールデンウィークに行くといっていたお客さんに、休日には使えないチケットを誤って販売。
防犯カメラで顔を覚え、当日朝から何名かでゲートでそのお客さんを探す。
見事に発見し、事情を説明して新しいチケットを渡す。


「ありがとう」の一言が嬉しすぎて、接客業が大好きになる。


20歳で店長、23歳でコンビニオーナーに。
今は、コンビニ10店舗を経営する会社社長に。


そんな社長の言葉。
「学校を卒業してないぶん、学びが止まらない」


教育に関わるものとして、この言葉の意味を噛みしめる。


人生はどこからでも切り拓ける。
それをものすごく感じる人生。