「立派な成果」ではなく、「生徒の成長」

1年生の生物基礎で、夏休み中に「課題研究」を課しています。


課題研究では、「立派な成果」よりも、「何を考えてどう進めたのかという、試行錯誤のプロセス」を評価すると伝えました。
ある生徒の振り返りシートに、こんなことが書いてありました。


●夏休みの研究課題の過程が評価されるのは素晴らしいと思います。過程を重視する課題が増えれば良いのに。


こういうコメントが書かれるということは、これまでの学校教育では、やはり「どんな成果をあげたのか」という「成果物の質」のみで評価されることが多いのだと思います。
一方で、本当に大切なのは、「立派な成果」ではなく、「生徒の成長」です。
「評価」も、生徒の成長をサポートするような形成的評価に軸足を移せるとよいと思います。
そして、その「評価」も、「教員から生徒へ」というやり方からの脱却が必要だと思います。
自分の実践もまだまだ試行錯誤中ですが、「適切な自己評価」に向かえるような仕掛けを考えていきます。