教養は人生を楽しむため

出口治明さんの『人生を面白くする本物の教養』に、こんなことが書いてあります。


教養とは、「人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを増やすためのツール」である。
教養を高めれば人生をもっとエンジョイできる。


この言葉からふと思ったのは、「アメトークは良質な教養バラエティではないか??」ということ。


毎回、なんらかの「くくり」で芸人さんが集まり、その「くくり」について、トークで深掘りしていく番組です。
何気なく見ていましたが、出口さんの言う「教養」の定義に合致しているなぁと思います。
「人・本・旅」の要素で言えば、人や本に近い要素があるのかなぁと思います。


自分が興味のなかったことでも、その面白さがわかり、世界の新しい楽しみを教えてもらっています。
また、すでに知っていることをもっと楽しむ方法を教えてもらっています。


最近だと、ブラタモリも僕にとっては「人生の楽しみ方を広げてくれた」番組です。
国分寺は坂が多いですが、それを見ながら「ここで何があってこうなったのだろう?」とか思わず気になってしまいますし、「知りたい」と思えることが格段に増えました。


学校での学びも、それを目指していると思います。
「なんでこんなこと勉強しなきゃいけないの?」に対して、「どこかで役に立つから」とか「入試で必要だから」ではなく、「学ぶと人生楽しくなるよ」という価値をもっと大切にしていきたいし、生徒にも大切にしてほしいと思います。
アメトークやブラタモリを、そのための一つの切り口にできそうだなぁと、ふと思いました。