生徒が嫌いだと思われるということ

昨日、ある生徒からこんなことを言われました。


"先生は、生徒が嫌いなのに、どうして教師をやってるんですか?
先生は、自分より頭が悪い人を見下してる感じです。"

なるほど、そういう風に見えているのだと思いました。
部活や行事での関わりでは「厳しい」ことを言うことが多いです(授業でも時にはそういうことを言うことがあります)。
それは、「生徒の成長」のために、様々な問いを投げかけることによって、ものをしっかりと考えられるように、「越えるべき壁」という役割を意識しているのですが、それはなかなかポジティブな印象にはつながらないものです。


僕は、生徒から好かれるために教師をやっているわけではないし、もちろん嫌われるために教師をやっているわけでもありません。
ただ、「生徒の成長」に何か少しでもコミットしたいと思っているだけです。


ただし、「在り方」や「やり方」で、生徒に上記のような印象「だけ」を与えてしまっているのであれば、それは成長につながらないネガティブな感情だけで関わりが終わってしまう可能性があります。


この件を材料に、自分が本当に大切にしたいことが大切にでき、それが「生徒の成長」につながるような関わり方を考え続けたいと思いました。