出る杭、チェンジメーカーを育てるために

昨年、視察に伺った京都の堀川高校、立命館宇治高校で知った、生徒の行う「自主ゼミ」の活動に刺激を受けました。
11月に「自主ゼミ」を立ち上げようと決意し、画像のようなプリントを作成し、アンケート調査を実施しました。
それなりの人数の希望者がいたので、「立ち上げ会」も企画しましたが、ごく少数の参加でした。
そして、その少数の生徒も、現在は「自主ゼミ」の活動はできていません。

「やりたい!」という気持ちがあっても、過度に密なスケジュールの中ではどうしてもエネルギーが続かないということもあると思います。
でも、僕はそうだからこそ、部活動や学校の勉強とは別の活動の場を創りたいと思っています。
それは、近未来ハイスクールのいう「出る杭を育てる」ことにつながりますし、経済産業省の「50cmのチェンジメーカー」にもつながることです。

どんなことでもいいから、「人から言われたこと」「人が決めた設定」から自由になり、「自分でやりたいことを自分で立ち上げてプロジェクトを動かす」ことを経験してほしいと切実に思います。
それは、これからの人生の大きな転機になるかもしれないのです。
もちろん、全ての生徒に無理やり経験させるようなものではないと思います。
でも、数名でもいいので、こういう経験を積んでもらいたいとも思います。

今年度の試みは、今のところあまりうまくいっているとは言えない状況ですが、「ギターは弾かなきゃ音が出ない」のです。
それに、何をしなかったらいつまでも「机上の空論」を持っているだけですが、一度動いてみれば、動いたなりの情報が得られ、経験がたまり、「次への戦略」がより具体化されてきます。
「次」の機会は試験後の期間。
ここで動き始める生徒がいるかもしれません。
また、春休みなども動き出すのにいいタイミングだと思っています。
「今年度」も、まだ残された時間があります。
できる範囲で、「ギターを弾いて」みようと思います。