ユニバーサルデザインとインクルーシブデザイン

今日の会合で、加藤さんから教えていただいた内容です。

ユニバーサルデザインは、アメリカ発祥の考え方で、ある程度の「型」がある。
インクルーシブデザインは、イギリス発祥で、「個別の事例」からデザインの発想を始める。
「型」などはなく、柔軟に発想。

記事には、こんなことが書いてあります。

"ユニバーサルデザインの7原則は明文化された基準になっており、同時に企業やデザイナーが守るべきガイドラインにもなっています。なので、ユニバーサルデザインはできた製品を検証するのに向いていると考えています。
それに対し、インクルーシブデザインは“人々とともに考える“、つまり「コ・デザイン(co-design)」の考え方と言っていいでしょう。ユニバーサルデザインのように原則はつくりません。製品の企画やニーズの模索の時点、初期段階から多様な人々に参加してもらって一緒に考えていくんです。"

また、以下の記事には、こんなこともかいてあります。
https://adv.asahi.com/keyword/11053373.html

"インクルーシブデザインでは、こうした高齢者や障がい者などの特別なニーズを持つ人たちを「リードユーザー」「クリティカルユーザー」「エクストリームユーザー」などと呼ぶが、これはこうした高齢者や障がい者を「進んだニーズ、厳しい要求を持つ人々である」ととらえ、彼らのニーズを満たすことで、他の人々にとってもより魅力的な商品・サービスとなる。その結果、少数の人のためのデザインではくメインストリームになりうるという考えに基づいている。"

インクルーシブデザインという言葉、考え方、特にユニバーサルデザインとの違いについて始めて知りました。
特別支援教育での「基礎的環境整備」と「合理的配慮」の考え方との関係も気になります。
また、今後の教育のデザイン一般にも生かせるのではないかと思います。