ココロとカラダを大切に

国公立二次試験までに関して、3年生に向けて書いた文章です。

学習を進めて、着実に十分に力はついていることと思います。
だから、残りの時間は、「メンテナンス」を心がけることが大切だと思います。
でも、そうは言っても、心はざわつきます。
自分でも気づかない状態になることもあります。
僕も何度も「思いもよらなかった精神的な脆さ」を経験したことがあります。
大したことないと思っていたのに、震えが止まらなかったり、胃が痛くなったり。
それは、意識して止められるものでないかもしれません。
でも、今から最後に意識してしたいことは、問題集や過去問をガンガン解くことより、「心を整える」ことなのだろうと思います。

以前、センター試験直前に、ある生徒が「とんでもない点数」を取ってしまい、急激に緊張感が高まってきたということがありました。
模試なんかでも緊張したことがないのに、直前のこの時期に急にやってきた緊張感により、焦りや不安が押し寄せたことと思います。
「緊張は絶対にするものだから、緊張しないようにと考えるのではなく、うまく緊張と付き合うことを考えるとよい」ということ、「このタイミングで"失敗"して、その緊張感を味わえて本当に良かったと思う。この後も考えうる限りの緊張感の中で勉強し、それとの付き合い方を覚えられれば一番いい」ということが大切です。

一番悔しいのは、「不合格になること」ではなく、「悔いを残すこと」です。
残された時間は、じつはまだ結構あります。
その時間を、自分のココロとカラダとアタマと相談しながら、悔いのないように上手に使って欲しいと思います。
アタマを優先して、ココロやカラダを置き去りにしないで下さい。

同じことですが、すでに十分に力はついているはずです。
あとは、それを当日発揮するだけです。
そのための最高の準備ができることを心から願っています。