ダイアモンド博士のヒトの秘密 第2回メモ

ダイアモンド博士のヒトの秘密
第2回 動物のコトバ、ヒトの言語

 

動物の複雑なコトバと、ヒトのシンプルな言語を調べることでわかることがあるのではないか?

●動物の複雑なコトバ
ベルベットモンキーは、ワシ、ヘビ、ヒョウなど天敵の種類によって、違う声を出す。
ベルベットモンキー同士の争いの時に、それを避けるために「ワシが来た時の声」を出したりもする。
録音した音でも同様の反応を示した。

プレーリードッグも、声を変える。
人間の服の色でも声が変わるらしい。

●ヒトのシンプルな言語
ピジン語
異なる言語を持つ人々の間での商売の際に使われていた。

ピジン語でコミュニケーションしていた人が結婚すると、家庭内ではピジン語を使った単純なコミュニケーションしかしない。
両親は、それぞれ母語があるが、子どもはピジン語しか使えず、単純なコミュニケーションしかできない。
そこで、独自の言語を編み出した。
それがクレオール語。
公用語の1つになっている国もある。
世界各地で様々なクレオール語が作られているが、文法的にはよく似ている。
チョムスキーの普遍文法との関連。

●まとめ
初期の言語は、ベルベットモンキーのように名詞だけだっただろう。
そこから、農園で話されていたピジン語のように、形容詞や副詞も登場。
さらに、クレオール語のように単語の順番が任意で代名詞などが加わった複雑な言語が登場。
最後に、今私たちが使っている言語に行き着く。