できることを考えてやってみる

このところ、授業で少しだけ本の紹介をしています。
今日は、「名門校武蔵で教える東大合格より大事なこと」と言う本を紹介しました。
武蔵ではやぎが必要である。
そう言い切る教員の言葉を紹介し、僕はその理屈にとても納得したし、気になる人はぜひその部分だけでも読んでみると良いと思いますと勧めました。
すると、全部で5名ほどの生徒が代わる代わるその部分を読んでくれました。
きっとそれは、彼らの思考を少しだけ広げてくれたことと思います。

国高生は、とても忙しく、なかなか自分の視野や思考を広げるようなことに時間がさけていないようです。
もちろん、仲間との対話によって様々な気づきを得て成長していくということが大切なことです。
しかし、それに加えて書籍等で様々な知見に触れることによってさらに視野を広げることができるはずです。
このところ、「自分にはここで何ができるだろう」ということを色々と悩み考えてきましたが、その1つとして、「良い本を紹介する」ということができそうだと思いました。

実際に今日その部分を読んでくれた生徒からは、なるほどと言う声が聞かれました。
たった5分の出来事が、もしかすると大きな影響を持つかもしれないのです。
僕がやりたいのは「ドミノの最初のピースを倒す」ことです。
どこにどんなきっかけが転がっているかわかりません。
普通に生活をしていたらきっとでも向けないだろうということに光をあて、少しでも彼らの視野を広げることにつなげられたら、それはとても嬉しいことです。
やぎから見える世界も、きっとあるはずです。

自分がやりたいこと、そしてそれに関して自分にできることを考え、思いついたらすぐにやってみる。
こんなことをしばらくいろいろやっていきたいと考えています。