理科教育法集中講義のデザイン

多摩大聖ヶ丘中学高校の有岡先生にお声かけいただき、東京農工大学で「理科教育法Ⅱ」の集中講義の4日目にTTで参加させていただきました。

講座のデザインは、以下のようにしました。

①自己紹介・グループ分け・アイスブレイク

②対話的で深い学びの体験
実際に授業で使用しているプリント(生物基礎の「遺伝子とそのはたらき」の単元)に、グループごとに取り組む。
50分の活動。
その後、「振り返りシート」を記入し、「生徒の立場での振り返り」を行なう。
その後、課題の難易度や分量などについて、「教員の立場での振り返り」を行なう。
休憩込みで20分間の活動。

③話題提供「高校生物における『主体的•対話的で深い学び』とは」
スライドを使用して講義をしながら、適宜グループワーク
90分間

※スライドは、こちらにあります。

ここで昼休憩

④課題「オリジナルの課題作成」
「対話的な学びの価値を感じることのできる課題」とはどのようなものか、15分程度で実施可能な具体的な課題を作成し、その課題に関しての説明を述べよ。ただし、以下の内容は盛り込むこと。
※目的を明示すること
※具体的な課題を明示すること
※評価方法を明示すること

作成 40分間

その後、隣のグループと課題を交換し、お互いの課題に取り組む

作戦会議&休憩 15分間
他グループの課題の活動 15分間

2グループで、互いの課題についての振り返りを行なう 5分間

振り返りを受けて、課題の再検討を行なう 5分間

再び、別なグループと課題を交換。

他グループの課題の活動 15分間
2グループでの振り返り 5分間

④まとめ
全体の振り返り
担当教員からのメッセージ

大学の教職課程の学生さん向けに理科教育法の講座を実施するのは初めてで、本当にやりたい仕事だったので、とてもとてもありがたい機会でした。
実際に1日を終えて、本当に楽しい1日となりました。
学生さんたちが生き生きと課題に取り組み、色々な気づきや学びを得ている瞬間をたくさん見ることができました。
1日を通じて、「?」と「!」を学生さんからたくさん感じることができましたし、僕自身も同様でした。
新たに見つかった課題や改善点は山ほどありますが、学生さんにとっていい学びの「場」をつくることができたのではないかと思っています。

またどこかで機会があれば、どこかでこんな講座をやってみたいです。