大学入学共通テスト実施方針について

現在の中学3年生から対象となる「大学入学共通テスト実施方針」が7月13日に文科省より出されていました。
遅ればせながら内容をチェックしました。

ある先生よりいただいた情報では、以下の2点に注目すべしとのことでした。

●テストの「目的」の記述
目的には、
「このため、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能を十分有しているかの評価も行いつつ、思考力・判断力・表現力を中心に評価を行うものとする。」
と明記されています。
「思考力・判断力・表現力を中心に評価」するのだそうです。

●「課題研究等に関する活動」の枠
多面的評価で活用が想定される「活動報告書のイメージ例」で、「(2)課題研究等に関する活動」で、記入する枠の4割程度が「課題テーマを選んだ理由」で、「概要・成果」は残りの6割程度になっています。
「他者が設定したテーマにのって手だけ動かした」のではなく、「テーマ設定でいかに主体性を発揮し思考できたのか」が問われ、単に「立派な成果が出ればよい」ということではないというメッセージを感じます。

資料の全体からも、「想い」を感じられます。
大学入試はどこまでどのように変わるのでしょうか。
期待感をもって待ちます。

※全体は、以下のURLから確認できます。
高大接続改革の実施方針等の策定について(平成29年7月13日)