教育を見つめ直す機会

●プロジェクト学習の参加希望を集められないこと


●来年度の授業選択で、アクティブ・ラーニング型であるがゆえに敬遠されること


●一年生の授業評価アンケートで、かなりの割合の否定的評価がついたこと


こんなことが重なって、「自分の教育」を(強制的に)見つめ直しているこの数日。
これらの背景で共通していると感じるのは、「用意された世界」に慣れているし、それでいい(もしくは、それがいい)というニーズ。
それが見えた上で、自分はどうするのか。


生徒に否定されるからやめるとか、やりたくないとか、そういうことではなく、「どうしたらより伝わりやすくなるだろう」ということ。
それを考えています。


板山先生からは、僕の授業は「厳しい」というコメントをいただきました。
「厳しくしよう」としているのではなく、「手をかけなくてもいいところはできる限り手を放したい」と思っているだけです。
でも、「用意された世界」に慣れてしまっていると、それはネガティヴな「厳しさ」と受け止められてしまったりします。


今のままで、十分学力もついているし、課題研究も含めて、「いい経験」ができているように思います。
ただ、板山先生からもう一つ言われたのは、「そういうことに自分では気付けないからいつまでも不安なんだろう」ということでした。


新宿山吹では、むしろ自分の立ち位置がはっきりしていたので、ネガティヴな反応があってもブレずにやれていたと思います。
でも、国立で2年目も終わりに差し掛かってこの現実を見ると、「本当にこれでいいのかなぁ・・・」と揺れる部分もあります。


今の状況を客観視すれば、「納得解」は見えているのですが、それでも揺れてしまうのが人間ってものです。
このタイミングで冬休みに入るのも、自分が色々なことを振り返り、次の実践につなげる大事なチャンスをもらったということだと思います。


「ビジョン」は揺るぎませんが、それに向かうための年間のデザインをどうすればもっと改善できるのか、そこを年末年始は考えたいと思います。
この「苦しい」感じは、次に進むための成長痛みたいなものなのかもしれません。