「be」を考える

今日は、とても刺激的な夜の会に参加してきました。
「世界は広いなぁ・・・」と感じました。
自分のちっぽけさを思いっきり感じました。
それはネガティヴなものではなく、ポジティブなものです。
ちっぽけだからダメ、ではなく、ちっぽけだけど頑張ろう、です。


今日聞いた中でも特に印象に残った話をひとつ紹介します。
ユネスコ(UNESCO)が設置した21世紀教育国際委員会が、1996年に提出した「学習:秘められた宝」(Learning:The Treasure within)という報告書。


そこに書かれている「学習の4本柱」は以下の通りです。
(1)Learning to know
(2)Learning to do
(3)Learning to live together, Learning to live with others
(4)Learning to be


最後の項目が衝撃的でした。
結局、動詞は「be」なのですね。
グローバル化の中で、多様な人と協働して生きていく、という点では3番目のような表現が出てくるのは自然なことだと思いますが、その先が「be」であると報告書には書かれている。
20年前にすでにそんなことが整理されていた、ということに驚きます。
20年経って、自分はようやくそんなことがわかってきました。


僕の中では「在り方」という表現が近いですが、この「be」の意味を捉えきれてはいないかもしれません。


対生徒の部分はもちろん、これから教師教育を考えていく上でも、大きなヒントかあると思いました。


こんな話がサラッと展開していく会。
「気付き」を引き出してもらえる対話のありがたさを感じました。