在り方から学ぶということ

本日の10年経験者研修。
「これからの防災教育」を担当された指導主事の方が、とてもいいお話をされていました。


学校で、ある企業の方を呼んで「節水」について講義をしてもらった。
話し慣れていない一般の社員の方が来た。
終わった後の生徒の感想
"何を言っているかわからなかった。
でも、こんなに節水のために一生懸命になっている人がいるってことはわかった。
これから節水しようと思う"


話の中身は伝わらなくても、節水という行動変容につながったのはなぜか。
この指導主事の方のメッセージは明快でした。


安全教育、防災教育は、「こなすだけのもの」「技能習得のための学習」になりがち。
そんなことをもう何度も何度も重ねてきた。
でも、これからは防災・減災に直接携わる人と触れ合い、その人の想い、願いから学ぶような、「在り方から学ぶ」ことが重要。


このところの僕のキーワードである「在り方」が、こんなところで聞けるとは思いませんでした。
そして、「節水」の話もとても示唆深いものだと思いました。
何より、この話をする指導主事自身の「在り方」が素晴らしいと感じました。
少なくとも僕には、「安全教育」にかける想いは伝わってきました。
「在り方」から学ぶ。
自分はどんな「在り方」で明日からの授業に向き合うことができるか。
今の自分に必要なヒントをもらうことができました。