国高祭関連記事のお知らせ

日経新聞電子版にて、文化祭の記事が出ています。

 

1万人集客 都立国立高校「日本一の文化祭」を拝見

日経新聞ということもあり、「プロジェクト」ということに焦点が当てられた記事になっています。
3年演劇だけでなく、国高祭実行委員長、文化祭実行委員長にも取材がなされています。
文化祭担当として、僕も一部取材に付き添わせていただきましたが、「本質」を鋭くつく記者さんの質問と、それに対して真摯に答える生徒と、双方素晴らしく、「想い」や「熱気」が伝わるこのような記事が出来上がったのだと思います。


同日配布された国高祭のプログラムには、国高祭実行委員長、文化祭実行委員長の言葉が掲載されています。
それぞれから一番抜粋します。


国高祭実行委員長
国高という学校はこの国高祭というたった3日間のために1年もの月日をかける。これも一つの伝統であるが、この伝統をただ継承するだけでは何の意味もない。この伝統のなかでそれぞれが自由に考え、独自の要素を付け加えることで、国高が国高であり続けることができるのだ。そして何より、国高生はこうして国高祭を作り上げることが楽しくて仕方ないのだと思う。だからこそ、こうして青春の全てを懸けて取り組むことができる。


文化祭実行委員長
そんな文化祭も年によって全くの別物と言ってもいいだろう。文化祭は68年もの間、その文化祭に関わった人たちが挑戦ら失敗を繰り返して日々進化「遂げてきたからである。進化を遂げ続けるからこそ、文化祭を作り上げていく側も、ゲストも楽しみ続けることができるのだと僕は思う。もちろん、69回目となふ今年の文化祭も良き伝統は引き継ぎつつ新たな進化を遂げる・・・。


さらに、校長と生徒会長の言葉からも一部抜粋します。


校長
現状を維持することが伝統を守ることではない。「常に改善し、さらに素晴らしいものを目指していく」これこそが「国高PRIDE」である。


生徒会長
「今年の」国高祭は「これまでの」集大成ということだ。そして貪欲な国高生たちは、毎年必ずこう思う。「去年より"もっと"素晴らしい展示を作りたい」「去年より"もっと"お客さんを楽しませたい」連綿と紡がれてきた思い・・・私たちはこれを「伝統」と呼ぶ。そしてその「伝統」に裏付けされた確かな「誇り」こそが、私たちの国高祭を、国高祭たらしめているのだ。


それぞれの原稿は、作成段階でお互いに見ることはありません。
しかし、実際にプログラムに掲載された4者の言葉は、「ビジョン」を共有し、それぞれ同じ方向を向いています。
「プロジェクト」を動かすためには、「ビジョン」の共有が何よりも重要です。
教職員も、生徒会も、実行委員会も、皆が同じことを思い、国高祭を作り上げた。
このことが、本当に素晴らしいことだと思います。
3年生のWeb抽選システムも、そのビジョンを高度に具現化した、今年の文化祭を象徴するものの一つだと思います。


国高関係者だけでなく、多くの方に記事をお読みいただければ幸いです。