ジュクティブラーニングとは?

一昨日のセミナーで、安河内先生が控室でされていた話がとても興味深いものでした。

 

アクティブ・ラーニングで育てたい資質・能力は、短期間ではなく、長期間で育てていくべきもの。

それを塾業界に入れようとするとどうなるか。

塾には、「長期間で資質・能力を育てていく」のではなく、「短期間で力をつけさせる」ことが求められる。

保護者も、そこを期待してお金を出している。

そもそものねじれがある。

だから、塾でアクティブ・ラーニングを導入していくには、「長期間で資質・能力を育てていく」というものと、「短期間で力をつけさせる」というものの中間的なもの、いわば「ジュクティブラーニング」にならざるを得ないのかもしれない。

 

これから、塾・予備校業界がアクティブ・ラーニングとどう向き合い、どうなっていくのか、楽しみにしています。

「学校か塾・予備校か」という二項対立ではなく、トータルとして「生徒の成長」に資するよう、お互いに智慧を絞っていくべきだと思います。