モノマネをされるときのセリフ

僕は、あまり生徒にモノマネをされません。
モノマネを許さない空気を醸し出しているのか、真似しても面白くないのかよくわかりません。
4月の終わりか5月の頭に、僕のモノマネをする一年生がいると聞き、早速本人にやってもらいました。
彼は、右手の人差し指を立てて、「アクティブラーニング!」と、ややハスキーな声で言いました。
僕は、このジェスチャーで、この言葉を発したことはありません。
「アクティブ・ラーニング」という言葉も、授業ではほとんど発したことはないはずです。
でも、僕の「イメージ」はこんな風になっているようで、周囲の生徒も「似てる!」と言っていました。


そして、昨日。
部活の生徒が僕のモノマネをしているという情報を聞き、早速本人にやってもらいました。
彼は、独特な話し方でこう言いました。


「僕はねー、皆でハッピーになりたいんですよっ」


僕から見ても、「似ている」と思えるようなクオリティのモノマネでした。
いや、大切なのはそこではなく、モノマネで選ばれたセリフです。
このセリフが、ある意味では僕を象徴する言葉になっているということなのでしょうが、「ああ、そうなんだ」と少し嬉しくなりました。
これは、いつも僕が心の中で思っていることです。
その後、違う言葉もリクエストしてみましたが、次に出てきた言葉は、
「僕はね、顧問を降りますよ」
でした。
実に微妙なチョイスでした(実際に何度か使っている言葉なので、その意味においてのチョイスは、インパクトも含めてうまいとは思いましたが・・・)。