”大学入試”突破は目的ではなく手段

日経新聞夕刊の「体・験・学」の第3回。
今回は、Z会のプレアデスでのAL型授業体験について。
東大受験のための個別指導塾ですが、講師の発案でAL型授業の無料体験会を毎月実施しています。
記事中にも登場する講師の山田さんとは何度か対話させていただいていますが、その吸収の速さや機動力、柔軟性が素晴らしく、プレアデスの勢いを感じます。


プレアデスは、「”東大までの人”ではなく”東大からの人””になろう」という理念を大切にしています。
そのためには、様々なスキルや、それ以上にマインドが大切になってきます。
記事を見ると、今後の大学入試は、まさにその方向に動くようです。
つまり、入試の質を変容させることによって、「大学からの人」という資質を持った人を入学させ、「大学までの人」はそもそも入学できない、という方向性です。
実態として、2020年以降どのように大学入試が変わっていくかわかりませんが、すでに一部の大学入試では大きな変革が起こっています。


本質は、「大学入試を突破できる人を育てる」ことではありません。
僕の表現では、「人生を切り拓き、自らの幸せを実現しつつ他者の幸せにも貢献できる人を育てる」ことです(様々な「目的」があってよいと思います)。
大学入試改革は、そのための「手段」です。
そして、文部科学省は、大学入試改革を、高校教育改革の「手段」としていこうと考えているのだと思います。


「手段」と「目的」は違います。
この連載で取り上げられているALは何を「目的」とするものなのか。
連載タイトルにある「脳をアクティブにする」ことは、一つの「目的」であるように読めますが、実はこれも、より大きな「目的」を達成するための「手段」に過ぎません。
プレアデスの、「”東大までの人”ではなく”東大からの人””になろう」という表現は、このあたりの感覚を端的に示しているように思います。