真島俊夫さんの"思い出"

先月21日に、作編曲家の真島俊夫さんが亡くなられました。
その直後の24日に放送された「題名のない音楽会」は、吹奏楽特集。
何と、「カーペンターズ・フォーエバー」と「宝島」が演奏されました。
真島さんの追悼企画ということではありませんでしたが、このタイミングで吹奏楽、しかも真島さんの編曲作品がこうして演奏され、何だか胸がいっぱいになりました。


真島さんには、個人的に思い入れがあります。
中学で吹奏楽部に入ってから、初めて行った高校の吹奏楽部の演奏会である土浦一高の定期演奏会(僕の記憶が確かならば・・・)。
そこで聞いた、真島さん編曲の「オーメンズ・オブ・ラブ」に心の底から惚れました。
その後、聴くだけでなく、この曲を演奏するチャンスにも何度も恵まれ、僕にとっては「吹奏楽のキラキラ感や憧れ」を思い出させてくれるとても大切な一曲で、今でもたまにCDで聞いて元気をもらったりしています。


高校2年生の吹奏楽コンクールでは、真島さん作曲の「五月の風」を課題曲で演奏しました。
吹奏楽コンクールの課題曲、自由曲は、とにかくお付き合いする時間が長いので、思い入れが深くなっていきます。
この曲は、課題曲のマーチでは異質の8分の6拍子の曲で、そのノリを表現するのにとても苦労した思い出があります。
全日本吹奏楽コンクールでの伊奈学園総合高校の演奏が素晴らしく忘れがたいです。
本当に爽やかな曲で、課題曲としての枠を超えて、コンサートピースとしての位置も確立しているように思います。
僕も、コンクール後に、いくつかのコンサートで五月の風を聴きましたが、その度に心がウキウキして、やはり元気をもらえます。


大学2年の終わりの春合宿では、学年オールスターズで「トリステーザ」を演奏しました。
僕は指揮を振らせてもらいましたが、あの時の色々な感情が綯交ぜになった演奏は、心の奥底に刻まれています。
島さんの名編曲があったから、あの時、あの演奏ができました。
感謝です。


上記以外にも、「コーラル・ブルー」、「3つのジャポニズム」、「鳳凰が舞う」などの作曲作品や、「宝島」、「スパイ大作戦のテーマ」、「カーペンターズ・フォーエバー」など編曲作品があり、どれも心に残るものばかりです。
「題名のない音楽会」を見ながら、会ったこともないのに、真島さんとの様々な思い出が胸に去来した、少し特別な時間を過ごしました。


真島俊夫さん、僕の人生に素敵な時間をたくさん下さり、本当にありがとうございました。