授業開きで大切なこと

今日は、2016年度の初授業でした。
1年生の授業でしたが、オリエンテーションや課題テストの後の「初授業」に当たったクラスでした。
1年間の授業の最初期に、まず大切にしたいのが、AL型授業を成立させるための基盤となる「安心感」です。


「自分の頭で考えて、自由に取り組んでいいんです」
「わからないといえることは恥ずかしいことではなく能力です」


というような「空気」を、語りや授業中の言動によって少しずつ作っていくイメージです。
また、「安心感」とともに重要なのが「内発的動機」です。
「やらされている」のではなく「やりたくなる」ような仕掛けを大切にしています。
授業デザインの詳細は後日共有させていただきますが、まずは初回授業の生徒の感想の一部を紹介させていただきます。
上記のねらいはある程度達成されていると思います。
(●が生徒の感想、★が僕の書いたコメントです)


●授業をそのまま鵜呑みにして「受け取る」だけではない。自らがそれをもとに、考え、感じ、行動して、何かを産む。それが授業の理解だけでなく本当に「学ぶ」ということにつながることがよく分かった。
●勉強は知識を暗記するというイメージが強かったが、「学ぶ」ということはそれだけではなく五感を使って楽しみながら行うということだとわかった。
★「学ぶ」ということの広がりを感じてもらうと、内発的動機が高まる。


●先生を疑えるようになろうと思った。
●今まで持っていた常識みたいなものを否定された気がしました。この2時間でこれから役立つ大切なことを学べました。
●今までの概念を壊すことが大切なのだと感じた。何にでも自分の意見・考えを持っていたい。
●物事を批判的に見ろ!ってことはいわれるし、自分でもそうしようと思ってるけれど批判するためにも根拠とかいろいろ必要だから、答えのない問にみんなでもっといい答えを求めあって、当たり前を当たり前じゃないと思える理由をさがせるように練習していきたい。今日はその良い練習の一歩になったんじゃないかって個人的に思う。
★「思考の基本的作法」を初期から意識してもらえる。これは成長のスピードを高める。


●あんまり理解できなかった。でも興味は湧いた。
●こんな授業は初めて。これから毎回こんなに興味深くて解放された授業ができると思うとワクワクしてくる。難しいので不安だが、楽しさが勝っている。
●自ら触れ、考え、納得解を導き出すプロセスによってこれから行われる授業は楽しいのだろうと想像した。
★「面白そう」とポジティブなイメージを持ってもらうことがより重要。


●生物とは思えない意味不明な授業でした(すみません笑)。教えられることは中学とあまり変わらないのに、自ら考えていくことがこんなに面白いとはと驚きました。
★「覚える」のではなく「考える」ことの面白さを感じてもらえると、「答えのない問」に対して、不安感を減らすことができる。


●中学の時は感じなかった「?」を高校ではたくさん感じられるのかと思うと期待に胸が膨らむ次第です。
★「疑問を持つこと」の価値が伝われば、たくさんの「なぜ?」を引き出し、学びを深めることができる。


●生物の授業とは思えないくらい様々な分野の知識を学ぶことができて、高校の面白さを実感できました。
●中学校のころの授業とは全く違った授業形態で驚きました。「考える」ことを念頭においた授業がとてもおもしろかったです!
●今までの授業は“入力”がメインの授業でしたが、大野先生の授業は“出力”がメインで興味や好奇心をもって取り組めました。
●自由にやってと言われると、逆に何をすればいいか分からなくなった。でも、中学校の理科より自分の力が本当に必要になるかんじがして授業が楽しかった。
★中学とは違った高校の面白さを感じてもらえると内発的動機につながる。


●人から言われて勉強するのではなく、主体的に学ぼうという姿勢が大切なんだと感じたし、自分もそうでありたいと思った。
★「マインド」の部分で内発的動機が高まることもある。


●ふと思いついたことをぽんと言えるので、考えが抑制されなくて本当に自由だった。
★「自由」な雰囲気、空気を感じてもらえることによって、羞恥心や警戒心が減り、様々な活動のハードルが下がる。