授業見学メモ:両国高校

2月8日の午前中、都立両国高校に授業見学に行ってきました。
生物の山藤先生と英語の山本先生の授業を見学させていただきました。


<1時間目:山藤先生>
●グループ分け
トランプでランダム3人組
横に3人並ぶ。


●イントロ
節分→豆をまく→外においておいた豆はどうなる?→生態分野エネルギーの流れの復習
※できる限り、日常の話題から生物の学習内容と関連付けるようにしている。


●学習活動
焦点を提示
①空腹時の肝臓
②水を飲みすぎたときの腎臓


生徒の活動に入るまでの説明。ここまで25分。
生徒の活動は25分。


★学びの「密度」はものすごく濃い。
短時間でも効率よく使おうという意識がはっきりしている。


授業後は、肝臓か腎臓のどちらかのプリントを提出。


※授業時間ごとに「焦点」が提示され、それについて生徒が協働的に学ぶ。
※肝臓も血糖調節のみが焦点。その他の働きはどこでどのように学ぶのか?
※生徒自身が「問」を立てられるようになることを目指している。どんな「問」を立てて欲しいのか?「問」を立てる目的は何か?「問」の質に関してのフィードバックはどのようにしているか?


<2時間目:山本先生>
●生徒による授業
6人グループで授業を担当。
指示はすべて英語。
冒頭の「ルーティン」も生徒が担当。15分程度。
その後、それぞれのグループ独自の活動が展開。
Lesson8~10の好きなところを題材にしてよい(試験範囲外)。
すべてのグループがLesson8をやってもよいし、ばらけてもよい。
本文を扱ってもよいし、語彙に絞ってやってもよい。


●この時間の授業の流れ
6人グループをつくるように指示。
単語をまとめたプリント(生徒作成)を配布。
それをAETの先生に読んでもらう。
その後、そこで出てきた単語に関連する「カルタ」が配布される。
生徒が作成した原稿をAETの先生に読んでもらう。
それが示す「カルタ」を取るゲーム。


★AETの先生を「ツール」として活用している。発音だけをお願いしていた。また、スペルミスを指摘してもらっていた。


★語彙の獲得を目指しながらも、「カルタ」の絵札と読み札で、センター試験等にもつながるリスニング力の育成にもなっている。
何より、「カルタ」を作成するという発想を生徒自身がし、実践しているところが素晴らしい。


★「いい授業とは何か」を考えるきっかけになる。特に、授業者。
楽しい授業だけど力がつかない授業もあることを感じる。
受ける方も。楽しかったけど、結局何だったのか?と考えることがある。

★授業者も、授業を受ける生徒も、それぞれが「いい授業」を考え、主体的に授業を受ける姿勢を涵養している。


★授業者から他の生徒への評価、その逆、教員から授業者、教員からほかの生徒への評価、授業者、その他の生徒の振り返り、様々な「評価」が連動している。「メタ的な視点」が色々ありそう。面白い。
→授業を受けるときの主体的な姿勢を涵養=アクティブラーナーの育成


※「生徒による授業」の目的はどう提示しているのか?
※「振り返り」はどのようにさせているか?
※「評価」はどのようにしているか?
※発表グループでも、主に発言している生徒以外がすることがない状況。参加の度合いは評価に入るのか?
※改善のポイントなど、振り返りをディスカッションできるとよいかも(教員と生徒or生徒同士)。教育実習と一緒。
※「授業作成の手引き」のようなものは?どこまでどのような資料を渡すもしくは講義をしているのか?
※「いい授業」の評価軸は示すのか、示さないのか。