元日の新聞から考える

新年あけましておめでとうございます。
2016年もよろしくお願い致します。


元日は、新聞各紙を買ってきて読みながら様々に考えを巡らしています。


①朝日新聞
2面
ひと 椎木里佳さん
"15歳で株式会社AMFを設立。"
"この冬、テレビなどメディア露出が急増した。"
"毎日ツイッターで自分の名前を検索する。家族や友人が気を遣って言わない辛辣な批評は、自分を客観視するアンテナになる。"
★すごい18歳がいるのだなぁと思いました。
中学1年で起業を意識し、15歳で実際に起業。
22歳で上場し最年少記録の25歳を更新したいと書いてあります。
そして、「自分への批評を、自らの向上のために積極的に検索する」ところが最も驚きました。
僕自身も、自分の知らないところで色々と言われることはあると思っていますが、それを積極的に知りたいとは、まだ思えません。
それは、単純にそこまで精神的に強くないからです。
それを恐れずに突き進んで行けるのは、すごい資質だと思います。
僕自身はそうありたいとは現時点では思いませんが、カリスマ的に世を引っ張るには、若い頃からこのくらいの豪快さが必要なのだろうと思います。
どうしたらこんなマインドが育つのか、そこに興味があります。


3面
大村智さん
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12141302.html?rm=150
★是非高校生に読んで欲しい文章です。
今の僕自身の課題にもヒントが詰まっています。


10面
朝日賞受賞 村井眞二さん
http://www.asahi.com/articles/DA3S12141266.html
★分子生物学の山本先生、渡辺先生の紹介とともに、是非村井先生の紹介もお読みください。
まだまだすごい日本人研究者いるのですね。
下の記事も大変面白いです。
http://www.chem-station.com/blog/2010/09/post-190.html


13面
オピニオン 藤田孝典さん
"非正規雇用、年金問題などで将来に不安を抱える若い世代には、結婚して子供を産むという当たり前のことさえ、ぜいたくになってしまっています。"
★ここでは「下流老人」 の話題がメインでしたが、現代の貧困はありとあらゆる世代に、ありとあらゆる人々に広がっているのかもしれません。
この部分を読み、子どもも純粋に「何人欲しいか」ではなく、「何人ならきちんと育てられそうか」と経済的か観点が先に立っているのかもしれません。
「子どもをつくらない」という選択も、本人の主体的な選択だけでなく、こうした要因が大きいのだろうと思います。
生徒には、それ乗り越えられる人になって欲しいと思います。
それは、子どもをつくる、つくらない、ということではなく、自分の人生を自分の意思と力で切り開くことのできる人になって欲しいということです。


安田菜津紀さん
"政治家と高校生のやりとりを見ていて思ったのですが、若い人たちに届く言葉をもっと使ってほしい。
歌手のさだまさしさんの話をした与党の幹部がいましたが、高校生たちはポカーンとしていました。知らないですから。"
"政治家のみなさんに考えてほしいのは「自分が何を伝えたいか」ではなく、「若い人たちが何に問題意識を持っているか」です。
彼らはやがて社会を築く側になります。
政治とつながっていると実感を持てたかどうかで、大きく変わるはず。"
★自戒をこめて。
自分本位や授業やプレゼンではなく、相手の側に立って、当事者意識を引き出し、主体的な学びのプロセスに導いていけるようなプレゼンを心がけたい思います。


39面
パーソナル人工知能
http://www.dreamgate.gr.jp/news/4004
ある人の「デジタルクローン」を作成する試み。
その人の口調や癖などをSNS等から学習する。
★どんどん「できること」が増えていきます。
でも、「それは本当に人を幸せにするか」という観点でそれぞれが考えるべきことなのだと思います。


②産経新聞
9面
安倍首相とラグビー・リーチ主将の対談
リーチさん
"スポーツの場合は、練習のときからプレッシャーがある状況を作ることができます。
自分たちにプレッシャーをかけ、体がボロボロの中で判断する。
試合と練習の状況がマッチすれば、プレッシャーに慣れます。
あとは準備と予測。
こういう場合はどう対応するか、です。
そして判断するときは自信を持って判断する。
迷って選択してしまったら、周囲も「キャプテンが迷っている」みたいな顔になりますから。
自信を持って判断します。"
★プレッシャーに対する考え方はイチロー選手と似ているのかもしれないと思いました。
プレッシャーをなくすのではなく、プレッシャーとうまく付き合う方向にメンタルを整える。


③日本経済新聞
47面
"「仕事重視」か「生活重視」かで選ぶ9種類の人事コースなどを導入し、離職率を4%に下げることに成功した。中根さんは「会社自身が硬直的な価値観から抜け出し、多様性を受け入れる必要がある」と語る。"
★サイボウズの試みはとても面白いと思いました。
エコノミーではなくエコロジーを、つまり会社の運営中心の思考ではなく、どんな社員が集まっているかとう成り立ちから考えることが今後ますます重要になってくると思います。
http://cybozu.co.jp/company/workstyle/


第2部6面
"日本IBMと東京大学医科学研究所はワトソン活用したがん治療の開発を目指している。"
http://www-06.ibm.com/jp/press/2015/07/3001.html
★この他、保険の支払い業務や、コールセンターの業務などにもワトソンは進出していくようです。
このような状況で5年後、10年後、20年後に食べていける力をつけてあげたいと思います。
そのための手段としてのAL型授業です。
http://matome.naver.jp/odai/2142701026635884201


④毎日新聞
10面 おかげさま 戦場カメラマン・渡部陽一さん
"「森のあちこちで僕は食料をもらった。
彼らも生きるのに精いっぱい。
でも助けてくれる。
悲しい事件に遭ったけど、僕はザイールが大好きになっていったんです」"
"「言葉が通じなくても世界の人は僕を受け入れてくれた。
だから、今がある」
どんな時でも、人は人を放っておけない。二十三年間に戦場経験で、そう実感している。
★森で食料が尽きて飢えたり、ゲリラ兵に襲われて殺されかけたり。
そういう体験をしている人間が言うから、「人は人を放っておけない」というのは響いてきます。
その気持ちを沸き立たせるのは、理屈でも信念でもなく、「情」なのです。
このことと今年はしっかり向き合っていきたいと思います。


2016年正月特集 18歳 未来を創る
★高校生に、この特集をまとめて渡して読んで欲しいと思います。
同年代の人間がどう考え、どう行動しているのか。
それを知るだけでとても刺激をもらえると思います。
特に7面の「1票 私が主役」では、10人の18歳の意見が掲載されています。
僕の心に特に響いたのは、18歳の若者からの以下のメッセージです。
・大人にできて高校生にできないことはほとんどない。
・純粋な夢を持つ若者だからこそ、国に希望を与えることができる。大人は現実の波にのまれ、純粋な思いを失っていませんか?
・地球の周りを友達の輪でつなぎ、世界中から戦争をなくし、平和な世界を創り上げたいと活動している。友情で世界を平和に。
・保守と革新、どちらの意見の要素にも賛同と違和感を覚えた。この世に存在する社会問題は、非常に複雑なパズルで解き明かすために最も邪魔なのは固定観念。
若者の未来の可能性は無限大です。