微生物ダークマター

Natureダイジェストより引用
"地球に存在する微生物の99%は培養ができないことから、「微生物ダークマター」と呼ばれ、そこには抗生物質などのお宝が大量に眠っていると考えられている。近年、研究者たちは微生物ダークマターに迫ろうと、未培養のまま遺伝子を詳細に解析する技術や、微量の試料から目的の微生物を探す技術などを編み出してきた。中でも、微生物をその生育環境で培養する新技術では、実際に新しいタイプの抗生物質が見つかった。これらの最新手法を詳しく紹介する。"

 

MRSAにも効く抗生物質が発見される!(2015年1月16日更新)
メモ
●薬剤耐性菌に対しても効力を持つ新しい抗生物質teixobactinが土壌中の細菌から発見された。
●iChipにより、培養困難な細菌を培養可能に。
●個々の土壌細菌をiChip上の1つずつ仕切られたウェルに入れて土の中に戻すと、土壌中の物質が拡散し自然に近い環境で生存することができる。
●通常は土壌中の微生物のうち1%程度しか生存できないが、iChipを使えばその割合は50%に。
●この抗生物質は細胞壁中の脂質がターゲットなので、耐性を獲得しにくいと考えられる。

 

環境中の微生物をいかに捉えるか
メモ
●細菌を1細胞ずつ回収し、個々の細胞についてゲノム解析を行うことができる(シングルセルゲノミクス)
●新たな上門(superphylum)の存在が示唆された。
●アーキア型のプリン合成が細菌で見られたり、細菌のものに類似したシグマ因子がアーキアに存在することなどがわかった。