チームを成長させるためには

今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀


しばらく前に購入し、大きなインパクトのあった書籍ですが、あらためて読み直し、また色々と思うことがありました。
以下は、
●書籍からのメモ
★大野の雑感メモ
です。
お読みの皆さんの「アンテナ」にひっかかり、何かの「気付き」が生じましたら、教えていただけますと幸いです。


●グループとチームの違い
「グループ」が成長して「チーム」になる。
ジグソーパズルに例えると、色や模様でざっくりと分類したものがグループ。
それぞれのピースの凸凹を組み合わせたものがチーム。

★『学び合い』の「一人も見捨てない」にもつながりそう。


●チームの形成・成熟の4段階
①フォーミング(形成期)
自己主張をしない。
②ストーミング(混乱期)
対立・衝突。
生産性の低下。
それを越えると、相互理解。
③ノーミング(規範期)
ビジョン、メンバーの役割と責任範囲が明確に。
情報(知識、技術、マインド)の共有。共通言語。
④トランスフォーミング(変態期)
メンバーの共同意思。
アシストの自動化。
チームが一つの生き物のように機能。


●対立・衝突が起こったときに、
元に戻そうとする=フォーミング体質
ワクワクする=ストーミング体質
チームを「つくる」とは、組織をコントロールして結果を出すことではなく、コントロールを手放してストーミングを乗り越え、新たな可能性を引き出すこと。

★「生徒に任せる」ことにより、「様々な問題が表面化」することがある。
それは、「新たに生じた問題」であるというよりは、「潜在化していた問題が顕在化した」にすぎないことが多い。
でも、多くの場合は、「教員が介入しつつどう問題を収束させるか」という意識になりがち。
それでは、大きな成長につながらない。
大きな成長にはストーミングが必要。同時にチームを崩壊させない工夫も必要。


●弱みは見つかるもの。強みは見つけるもの。
 自分の凹は誰かの凸を活かすためにある。

★強みを見つけるためには、「対話」が効果的。
また、そこで何かを得ようというマインドがあるから、多くの「気付き」が得られるはず。


●理想-現実=課題
 詳しい地図を手にしていても、目的地と現在地がわからなければ向かう方向はわからない。

★常に「ビジョン」や「ゴール」を見える化し、共有することが重要。


●「判断=価値基準×インプット情報」
価値基準の共有が重要。
まずは、「許容範囲」の共有。
「ウチらしくないも」並べることで、相対的に「ウチらしさ」が浮かび上がってくる。
インプット情報の共有とは、「変化をとらえるための視点(どこを見ているか)」と「その視点がどう変化したか」を共有すること。
「見えているもの」をできるだけ同じにすることで予測可能性を高める。


★目の前のある言動に関して、集団全体を考えた「判断」が共有されれば、チームは成長するはず。
逆に、メンバーによって「判断」がぶれて、またその中に集団の成長に逆行するようなものがあれば「対話」が必要。


●「理念」は「掲げるもの」ではなく「使うもの」

★「使う」ことによって、その集団にとって本当に意味あるものになっていく。
逆に「掲げる」だけでは、形骸化し、むしろ逆効果のこともありそう。


●気づきのアンテナ感度は、理想と現実の「ギャップ」があることよって生まれる。
適切な理想が設定されると、「ギャップを埋める方法」に関係しそうな情報が「自分ごと化」する。
自分ごとになるから、その情報をキャッチするための「気づき力」がアップする。

★「自分ごと化」はチーム作りでの重要な要素。
「お客様」から「作り手」への目線の転換。


●「やる気に火をつけるゴール設定」
ゴールは高く設定すればよいわけでも、低く設定すればよいわけでもない。
「本当にたどり着きたいゴール」を設定することが大事。
「mustではなくwantの目標」

★mustは外発的、wantは内発的。
また、「適切なハードル」は、自己有用感を高める。


●ノーミング期に重要なのは、「徹底力」
これはフォーミング期における徹底力とは全く意味が異なる。
フォーミング期は「他律」、ノーミング期は「自律」

★チームの成熟度によって、同じことでも意味合いが全く変わる。
「一斉講義型授業」でも『学び合い』になることもある、というのはこういうことだろう。