フランスの哲学教育

世界のエリートはなぜ3歳から哲学を学ぶか 日本的エリートの挫折と転換


「絶対解」より「納得解」という語りも、多くの実例があることによって説得力が生まれます。
先日の授業見学にいらした先生からも、「引用していた例や言葉などはどうやって調べているのですか?」と質問を受けました。
ある目的を持って情報を取りにいくということもあると思いますが、僕の場合、基本はFacebook等でシェアされた情報との「偶然の出会い」です。
そこからさらに書籍を購入して深めることもあります。
ただ、どういうアンテナを張っているかによって、素通りしてしまったり、「これは使える!」と思ったりは変わります。


自分の中の「軸」をはっきりさせ、そこに説得力を持たせることのできるネタはしっかりとストックしておく。
それだけでも、かなりの情報を集め、そして整理することが可能です。

今回のこの記事も、フランスの哲学教育の例など、ストックしておくべき知識だと感じました。


記事より引用

"「真のエリート」とは、より素晴らしい社会をつくっていく人たちのこと。社会の通念を疑い、真理に向かい社会を導く人。特別な人ではありません。すべての人が、興味のある分野で真のエリートになれます。

通念を疑うための思考力を鍛えるために「哲学」を通じて学び、「知識」を「教養」に高め自らの軸をつくりつつ、真理とは何かを探るのです。そして、「コミュニティ」を自らの軸を基に構築し、世界をより素晴らしいものに変えていく。この行動に先立つ一連の思考のプロセスを「哲学的思考法」と呼びたいと思います。"

"私が留学した国、フランスの高校では、「哲学(philosophie)」が必修科目になっています。その目的は、既存の価値観にとらわれることなく、自分の頭で物事を考え、判断する人間を育てること。さらに自分なりの考えを、できるだけ正確な言葉で、論理的に誰かに伝える力を養うことです。こんな興味深い例もあります。

『ちいさな哲学者たち』(原題・JUST A BEGINNING)という2010年製作のフランスのドキュメンタリー映画があります。3~4歳の幼稚園児が哲学の授業を受ける様子を、2年間にわたって密着撮影したものです。

「愛ってなに?」

「自由ってどういうこと?」

「大人はなんでもできるの?」

幼稚園児たちが哲学的な「正解のない問題」について自分たちの頭で考え、話し合いをするのです。相手の言葉に耳を傾け、それに刺激を受けることによって、さらに自分の頭で考える力を高めていく。

これは一例にすぎませんが、いま日本人が海外に出ていったときに相対するのは、このような教育を受けてきた人たちだということは知っておかなければなりません。"