地方の大胆な試みとウォルトの言葉

2015年1月1日毎日新聞一面記事より。
"長野県下条村で、小規模の村道や農道の整備を村民が行っている。
1992年に計画され、当初は反発が相次いだが、「予算が限られている」という役場からの説明で、とりあえずやってみた。
100mの舗装が半日で終了。
手押し車のお年寄りがつまづかなくなり、ローラースケートで走り回る子どもの笑い声が聞こえた。
以来、村民は協力を続けている。
市長の公約は「人口を増やす」こと。浮いたお金で、若者向けの村営住宅を建てた。
大企業や大学がなくても、人口は増えた。"


以下のような点が素晴らしいと思いました。
⚫︎村長が「目的」を明示し、価値を語っている。
⚫︎村民の力を信じ、率直に語り頼っている。
⚫︎村民は、「できる」という自己有能感を持つ事ができた。
⚫︎村民は、目に見える「得」も、いいことしたという「徳」も感じることができている。

こういうことが、『学び合い』マインドに基づく地方再生の具体的な方策なのかなぁと感じました。


ウォルトディズニーの言葉に
It takes people
という有名なものがあります。

この言葉には、
 「人は、誰でも世界中で最も素晴らしい場所を夢に見、創造し、デザインし、建設することはできる。しかし、それを現実のものとするのは、人である
という思いが込められています。
 何よりも、人の大切さを常にウォルトは語っていたのです。
(この言葉は、ディズニーキャストの研修でも必ず引用される、ディズニーランドにとって非常に重要な言葉です)


基本的な立ち位置は、教育の現場でも、一般企業でも、同じだと思います。
ビジョンが語られ、その実現のために、人を信じ、相互依存的に何かを共に成し遂げて行く。
そこには、組織としてだけでなく、個人としての「得」も「徳」もある。


ウォルトの言葉のItにあたるものは、教育現場では何にあたるのでしょうか。
それは、それぞれの教員の持つ世界観によって変わるものだと思います。
でも、それぞれの信じるやり方で、生徒の一生涯にわたる幸せのために、Itを示し、人の価値、素晴らしさを語るということは共通することでしょう。


新年最初の自分への課題は、僕自身のItの中身を研ぎ澄ますこと。
そして、『学び合い』マインドの中身を研ぎ澄ますこと。
いい刺激を受けることができた記事でした。