「4つのP」から構想する授業

【伊藤穰一氏×牧野正幸氏 “未来のIT”対談】文系理系に分けるのはNG!日本の教育に物申す


野本さんがまとめてくださった「袖ケ浦高等学校 研究発表会2014まとめ」

この中で紹介されていた「4つのP」にビビっと来て、検索したところ、このサイトにいきつきました。
ここ一週間、「プロジェクト型学習」について色々と考えていますが、これを読んでその必要性をひしひしと感じています。
「4つのP」は、シンプルかつ強力な軸として提示できると感じています。


Projects:プロジェクト
Peers:仲間
Passion:情熱
Play:遊び


大枠でいえば、「学び」は「4つのPをベースにしたプロジェクト型」で進めることが望ましいと思います。
そのために前提となるのが、『学び合い』マインドに裏打ちされた「自学力」と「学び合い力」です。
集団の実際に応じた授業の組み立てを考える際に、
A 『学び合い』マインド
B 自学力、学び合い力
C プロジェクト型の学び
の3つの要素を念頭に置くことが必要と考えます。


初期状態で、AもBも成立していれば、いきなりCで任せてしまった方がよいでしょう。
AもBもできている状態で、いつまでも「目的も課題も与えられるレールの敷かれた学習」を続けることは、対時間効果で必ずしも効率的とは言えないと思います。
「知識」「理解」の獲得であれば、その「型」通りでよいですが、それに加えて様々なコンピテンシーの獲得を目指すのであれば、プロジェクト型の学びが有効と考えます


AもBも成立していない状況では、ある「型」により、AとBの獲得を目指すことになるでしょう。
これは、どちらが先ということではなく、互いが互いを支える関係性にあると考えています。


AとBが成立していない状況でCをいきなり提示することもありだと思います。
しかし、一年間という決して長いとは言えない時間スケールで考えると、AとBの成立を「型」で目指す方が効率的かもしれません。
Aが成立しているのであれば、Cを進める中で試行錯誤しながらBが自動的に身に付くということは十分ありえます。
結局、Aはすべての学びの基盤なのです


以上は、あまり経験値がない中で、学術研究もろくに知らないままに空想した「机上の空論」です。
ですから、これはスタンダードだとも思っていません。
全ては「生徒の実態」と「大きな目的」によって変わることです。
「プロジェクト型の学び」と「4つのP」から、自分自身の思考はかなり整理されてきました。


“クリエイティブな人材育成には4つのPが必要で、Projects・Peers・ Passion ・Playがそれにあたる。
  与えられたプロジェクト(Projects)を、仲間と一緒にやって、仲間から学び、仲間に教える(Peers)。たとえばポケモンで遊んでいる子どもを見ていても、お互い教え合っているんだよね。みんなでやる機会を持つことが大事。あと、本気で働くならパッション(Passion)が必要。そして、とことん楽しむ(Play)。ある実験結果によると、お金とプレッシャーで人にインセンティブを与えると、単純作業は早くなるけど、クリエイティブな作業というのは遅くなってしまう。情熱や遊び心は、クリエイティブな仕事の生産性に関わっている。“


“うちのインターン制度もそう。目的とやるべきことだけを告げて、方法論を一切指導しない。すると、8割の学生は「これは放置主義?」と思い、初日は「この会社は、これだけ一生懸命に人を集めておいて、初日は放置。放置して精神力でも試しているのかな」なんて感想も目立つ。けれど、それを20日間続けると、「いかにゼロから考えるのが、難しくて、楽しいかを知りました。初めての経験です」と言われる。そういう経験をもっと、大学でもできればよいですよね。”