ライフワークバランスについて

2014年6月交流会メモ③です。


女性のキャリアプランにおいて、「出産・育児」をどう考えるかが話題になりました。
多くの企業は、きちんと産休・育休をとらせてくれる。
けれども、例えば3年間現場から離れれば、同期はその分成長している。
マネージャーに昇進したいなど、社内である一定以上のポジションを求める場合には不利に働くこともある。
職場復帰はできるけれど、何となく気まずいという「空気」があるところもある。
そういった状況を知った上で、就職活動をしていくときに、「バリバリ仕事したい!」を選ぶのか、「自分の時間が確保できる!」と選ぶのかで悩む。

 

上記は、女性における「出産・育児」の問題だけでなく、男性も含めての「ライフワークバランス」の問題なのだと思います。
この話題の際、ある卒業生の方がこんなお話をされました、

 

人生には、価値観が劇的に変わってしまうことがある
バリバリ仕事したい!という女性が、出産することになり、「1年だけ」と休みをとった。
しかし、子どもがかわいすぎて、休みを3年に延長し、ついにそのまま会社を辞めてしまった。
おそらく、以前の自分なら、子どもを産んで仕事を辞めるなんて自分には否定的であっただろう。
しかし、子どもを育てるということで価値観がものすごく変わってしまった。
実は、今自分が強く思っていることも、この先ずっと変わらない保証はない。

 

確かにそうだと思いました。
これをきっかけに、僕はこんな話をしました。

 

産休・育休をとるかとらないか、あるいは将来の選択肢が複数あるときにどれを選ぶか。
何かを選ぶことは何かを捨てることだけれど、意識が「捨てることで失われること」にいきすぎているような気がする。
実は、「選ぶことによって得られるもの」は、考えている以上に大きいかもしれない
例えば、出産・育児で、同期より3年遅れて出世コースから外れるかもしれないけれど、「子どもと暮らせる幸せ」を得ることができている。
迷ったときには、失われることをシミュレ―ションするより、「本当に自分が大切にしたいこと、人生で得たいこと」をシンプルに考えた方がよいかもしれない。

 

人生の様々な場面で「軸」は変わる可能性があります。
そういう「揺れ動く軸」が悪いということは決してありません。
その時の自分が、ある「軸」を持り、その「軸」に従って選択する。
結局それしかできません。
それでいいのだと思います。
何を一番大切にしたいか。
それだけは、いつも考え、自分なりの答えを持っていたいものです。
それは、自分の人生の「経糸」そのものです。