目の前の人を面白がるには

2014年6月交流会メモ②です。

 

交流会には何度か参加させていただいていますが、不安に思うことがあります。
それは、「仕事の中身の話とか、具体的なキャリアパスの話を聞きたい中で、もっと違う人の話を聞きたいのではなかろうか」ということです。
特に今日は、ダイレクトに「教員になりたい!」という学生さんと会うことがありませんでしたので、余計にそう感じる部分もありました。
しかし、こんなエピソードがありました。

 

ある学生さんの、グループディスカッションの最後の感想での話です。

 

二人の卒業生の職業を見て、自分が興味のない分野だったので、失礼な話なのですが、正直グループ選ぶのに失敗した、と思いました。
でも、実際に話を聞いてみたら、すごくいいお話を聞くことができました。
自分から、興味の幅を狭めないで、色んな人の話を聞くことも大事だなと思いました。

 

この感想を持ってくれた人が一人でもいたことにホッとしました。
思えば、今自分は「全ての人を面白がる」ということを大切に考えています。
元同僚のK先生の生き様から学ぶところ大です。
相手が自分を面白がらせてくれる、という受動的な態度ではなく、相手が誰であっても面白いところを見つけて面白がる、という態度があれば、どんなところでもけっこう楽しく過ごせるはずです。
それは「幸せの感受性」を高めます。

 

この交流会を「誰の話を聞くか、学生さんに選択権を与えて、自分の思う有意義な出会いと情報交換をすれば、密度の濃い、いい時間を過ごせる」と考えれば、半ば強制的に、かつ適当に卒業生と学生さんをグルーピングするというのはあまりよい手立てではないように思えます。
でも、そもそも「自分の思う有意義な出会い」という枠組みでは、選択肢が狭くなりすぎるという可能性もあります。
偶然の出会いに委ね、そこでもしいい出会いがあれば、上記の学生さんのような「興味の幅を狭めずに、色々な人と交わろう」というマインドにつながるかもしれません。
それは、「目先のわかりやすい価値」よりも大きな価値かもしれないのです。

 

ならば、教員に興味がない学生さんの醸し出す「アウェイな雰囲気」でこそ意味のある時間を共有できるのではないか。
終わってから、そんなことをぼんやりと考えました。
興味を持てないと思った人からでも、何かの考えるヒント、行動のためのきっかけが得られる。
そんな体験から、色々な人を面白がるマインドにつなげることができるかもしれない。
新鮮な気付きです。