辛いときにして欲しいこと、してあげたいこと

今日、U先生から伺った「雨漏りにザル」の話。

一筆法話60 『無咎』(とがなし)


禅の説く「即時性」の解説がされているものもあるようですが、U先生の解釈は違います。


「ザルを持ってきた弟子が褒められたのは、すぐに雨漏りで困っている人の"心に寄り添う"ことをしたからである」


すごく納得感のある話でした。
辛いときに、話を聞いてもらうことは大切です。
でも、それは必ずしも「理屈」をこねて何らかの解を導く営みではありません。
もっと端的に言えば、「理屈」は必要ないのです。
ただ、「辛い心に寄り添って欲しい」だけなのです。


僕自身が、様々なことを振り返って実感するのは、辛いときに誰かに話をしたときに、「問題を論理的に考察し、向かうべき方向のアドバイスをもらう」よりも、「ただ寄り添ってもらう」ことで救われた方が圧倒的に多かったということです。

辛いときには、その心に寄り添って欲しいのだなぁと思います。
そして、誰かが辛いときには寄り添って欲しいのだろうなぁと思います。
そこに「理屈」は不要です。


何人もの顔が浮かんできます。
寄り添ってくれた人に感謝です。
そして、いつかはどこかで「恩送り」ができればとも思います。