理科を学ぶとよりよい意思決定につながる

「理科」を学ぶ目的のうち、「意思決定」にフォーカスしたコンセプトマップを作成してみました。


A①能力的にできるかできないか
A②法的にできるかできないか
A③自らの価値観と何が合致するか


B①能動的・受動的な情報収集
B②収集した情報に対してのクリティカルシンキング


C①理科を学んで得た知識・理解
C②知識・理解に基づく根拠のある予想


このようにしてなされた「意思決定」の内容に関して、クリティカルシンキングを繰り返す。
それが「よりよい意思決定」につながる。


A~Cのそれぞれのフローで、矢印のどれかが欠けることは望ましくない。
ex)法を無視した意思決定、極端な価値観による意思決定、情報を鵜呑みにした意思決定、知識に基づかない予想による意思決定etc...


これがこのマップの示すコンセプトです。


生物学を例に授業とのリンクを考えると・・・
通常の授業での「知識・理解」は、Cのフローのスタートとなりうる。
可能な限り、予想と意思決定につなげる流れを作れることが望ましい。
また、教科書やその他の書籍、新聞、テレビ、インターネット等による情報収集のスキルはBのフローのスタートとなる。
その後は「メディアリテラシー」を含む、クリティカルシンキングが必要となる。
これらは、日々の授業での情報検索やレポート作成等の課題によって実施可能。
Aのフローは、「価値観」の段階が「理科」の性質となじまない部分もあるが、意思決定を意識したときには避けて通れない。
これらはディスカッション等による扱いが有効。
そこで「多様なものの見方や考え方」に触れることにより、よりよい意思決定につながる。


こんな感じを想定しています。
また、これらは、「独立した鎖」ではなく、「からみあった鎖」となるはずです。
イメージとして、「食物連鎖」ではなく「食物網」という感じでしょうか。


まずはこれをたたき台として、「よりよい意思決定」にフォーカスしたコンセプトマップを考察したいと思います。
また、「よりよい意思決定」からもれている「理科の陶冶価値」についても整理していきます。