『学び合い』と独学

「毎日15分の”ふりかえり”で23%点数アップ」実証研究は世界初


これも頭に置いておくべき内容だと思いました。
『学び合い』は「学び合い」を強要するものではありません。
僕自身は多様な選択肢と決定権を生徒に与え、内発的に動機付けることが重要だと考えています。
その中の語りで「教えあうことは”得”」という価値を伝えることもします。
しかし、この記事にもあるように「一人でふりかえることも”得”」なわけです。
それを否定する必要もないし、このような研究は頭に置いておく必要があると思います。


「学び合い力」と「自学力」はどちらも大切です。
「どちらがよいか」という二者択一はナンセンスだと思います。
 鍋田先生のおっしゃっている
「学びを広げ、深めるには「人」が必要です。学びを定着させるには「孤独」が必要です。」
という語りの内容が重要だと考えます。


そこまで分かったうえで、「授業の時間をどう使うのが”得”か」を考えれば、「多様な集団で同じ空間、時間を共有している価値」を最大限生かすことになると思います。
学びをふりかえり、定着させるのは「自宅で一人で」できるのです。


教員ができるのはここまでの語りです。
ありうる選択肢の中で、生徒が何を選び行動していくのかは生徒自身が主体的に判断し、決定していくべきです。
それこそ、彼らの持っている「時間」という資源をどう使うかという「トレードオフ」を彼ら自身が考えるということです。
しかし、繰り返しになりますが、教員は集団を看取り、語ることはできます。
語りの精度を上げていくために、色々な実証研究に触れておく必要があると思います。


サイトから引用
”同研究では、「何かを学ぶベストな方法は、それを教えることだ」という通説についても分析している。研究チームは、新たなスキルや知識を共有したり教えたりするプロセスは、理解を深め学習効率をあげると予測していた。しかし、研究によると、「新たな知識を”1人”でふりかえること」と「誰かに共有したり教えたりすること」の間に大きな相違は見られなかったという。つまり、両者とも同程度に学習効果を向上させるというわけだ。
年齢の低めな生徒にとっては、「誰かに教える」という作業は授業後に内容を整理するのに良い方法であるが、年齢の高めな生徒にとっては他の手法でも十分といえる。すなわち、日記にテーマを書き残したり、カードに重要な項目を要約したり、学んだことを電話に向かってしゃべるといったことをすれば十分というわけだ。”